介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

わたしの求める普通とはなんだ?

わたしの仕事は基本的に土日祭日はお休み。土曜日が旦那がデイサービスを利用しているので習い事したり美容院行ったりと昼間は自分の時間がつくれる。日曜日は介護サービスの利用がないので朝から旦那と二人である。旦那の中では日曜日の時間割ができている。わたしはなるべく自分の時間も作りたいので以前は日曜日でも比較的早く起きていた。しかし、最近は体が疲れているのかなんとなく目は覚めても体がなかなか起きない。今日もそんな感じでやっとのことで起きたのが7時過ぎていた。

「さあ朝のコーヒータイム」とコーヒーをいれたところで旦那が声をかけてきた。「えー今コーヒー飲もうと思ったのに」と言った私のことはほぼ無視。そこではちょっとした事件?が起きていた。旦那の名誉?のために詳しくはかかないが、そこから暫くの間、私はコーヒーを飲むこともできず片づけ?作業に入った。やっと片づけ終わりコーヒーを入れなおそうと思ったら旦那がダイニングテーブルの前で待機している。「もしかしてもう朝ごはん食べるの?」と言うと頷く。私はイライラしながらご飯の支度をし、「誰のせいで私がバタバタしているのよ」と怒りながら言うと旦那はケラケラと笑う。旦那にとっては決まった時間にご飯食べて決まったテレビ見て、決まった時間に着替える。普段通りの日曜日のようだ。自分のせいでわたしに迷惑かけたとか、面倒かけたとか全然思っていまいようで私が怒ったように話すのを面白そうに見ていた。別に色々とわかって自宅介護をしているので片づけ仕事が増えたりすることは仕方ない。がその時の本人(旦那)の態度にがっかりしたというか、やっぱり普通じゃないのかな?と感じてしまった。ここで感じたわたしの求める「普通」は「悪いことしたごめんね」と謝ったり謙虚にする旦那のことだと思う。なのにイライラするわたしを見て笑っている旦那。正直泣きたいぐらいの気分だった。普通ってなんなのだろう。あらためてと思うと介護しながらでいいからできること増やして二人の楽しみをつくれれば・・・なんて思っていたのかもしれない。思っていた普通が無理ならばできそうな普通を考え直さないといけないのかな。「あーわたしは普通でない」「やっぱり旦那は普通でない」と思ってしまうとだんだん辛くなる。普通って難しい。けど普通であると思えば幸せも感じられるかもしれない。

今日はちょっとブラックな私でした。

いつもの河原の散歩中にシロサギの子供がいっぱいいました。昨日は季節外れの暖かさでしたが本格的に冬になりそうです。