先週、横浜の桜も開花しました！と書きましたが正しい横浜の開花宣言はその少し後の4月１日だったようです。うちの近くは開花していたけれど標準木の開花は少し遅かったようです。今日はほぼ満開。朝は曇っていたけれど徐々に天気もよくなり、いつもの散歩道も人が多かった。愛犬と写真を撮る人。桜の下にベビーカーを置き赤ちゃんに桜を見せていたおかあさん。それぞれが桜を楽しんでいました。
いつもの散歩道、途中で実家の方を指さし、行きたいと訴える。わたしは午後に用事があったので今度にしようと言ったが何週間か前から行きたがったいたので向かうことにした。実家に行っても玄関までの階段を上れない旦那は玄関先にきたお義父さんの顔を見るだけ。それでも顔をみたい。見せたい思いがあるのだろう。
さて実家についてインターホンを鳴らしたが返事がない。鍵は開いていたので玄関に入って声をかけるが返事がない。仕方ないので中に入り、お義父さんの寝ている部屋に入るとお義父さんが寝ていた。この前きたのはいつだったか？その時は調子がいいからまた一緒にお酒を飲めるようになりたいと言っていたが、今日はあきらかに元気がない。声をかけると小さな声で「最近は調子が悪くて」と返事が返ってきた。今日は玄関先まで起き上がってくるのは無理。外で待っている旦那にそのことを伝え、「頑張って階段上がってみる？」と聞くと速攻で首を横に振った。わたしとしては難しくても少しは考えてくれるだろうと思っていたが速攻で首を横に振られたことにガッカリした。大好きな実家で大好きな家族に会うために３段の階段を上ろうとするに迷いもなく断念したことに。何年か前は階段上って玄関の上がり框も上って実家に入っていたのにな。やはりこの２年ぐらいで体力、気力が落ちてしまったのだろうか。それともわたしだけしかいないところで上ることが怖くて仕方なかったのだろうか。今日の状況で階段を上ってくれないのなら今後歩く距離を増やしたり、階段を上ることは困難なのかもしれない。
４月からの合理的配慮の義務化でこの先世の中は少しずつ変わっていくのかもしれないがまだまだ車いすユーザーにとってバリアはいっぱいある。本人の努力もまだまだ必要なのにと厳しく言ってしまうわたしは鬼嫁だろうか？満開の桜を見ながらちょっとがっかりした休日でした。
