介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

家族として乗り切らなければいけないことは多い

年を越えると旦那が倒れた1月がきて

この生活も3年目に入ります。

倒れた直後、昨年

ゆっくりではありますが回復には

向かっているのかなという感じはします。

失語症というわかりにくい障害。

人によって症状も様々だし

リハビリしてくれる言語聴覚士さんも

他の療法士さんに比べると人数が少ない。

5日月の回復期リハビリテーションの入院中に

もっと劇的に回復するのかも・・・

と思っていたがそうでもなかった。

人は障害を持った時に

受容するまでに

否認怒り取引抑うつなどの

段階があると言われる。

旦那も入院にとてもイライラして

私にあたったりした時期もあったし

うつ状態の時もあった。

退院して自宅生活になってからは

少しずつその生活に慣れ

デイサービスでの麻雀など

楽しみもできた。

今年の後半になって

言語のリハビリの調子はとっても

 良くなってきたように思う。

それでもまだまだ自分の言いたいことを

ことばにすることは困難だが

とにかく声は良く出る。

リハビリでの音読もとても

よくなってきた。

もともと誰とでも良く話す性格。

声がでてくればとにかくしゃべりたくて

仕方ないのだろう。

それはとってもいいことなのだが

正直、まだまだ言ってることは

ほぼわからない。

ことばで上手く伝えられないことは

本人にとってとても

辛いだろう。

でもわかってあげられないこっちも辛い。

旦那はそれを

わかってくれているのだろうか・・・

朝から晩まで

声をだして呼ばれる。

日常の当たり前のことは

なんとなくわかるが

最近はとにかく色々なことを

言い出すのだが

わからない・・・・

しばらくやりとりして

最後に

「やっぱりわからない(怒)」

とわたしが投げ出して

終わりにするパターンが多い。

じっくりと

何を言いたいのか聞きださないと

いけないのかもしれない。

でも時間や気持ちに余裕が

あるときはできても

朝、出勤間際だったり

家事に追われている時でも

声だされると

「えっなに」

「なんで今」

などど思ってしまう。

介護サービスと

家庭での介護は違う。

介護関係の講習会などは

かなり受けてきたが

そこで良く言われるのが

介護のプロとしてということ。

介護のプロも家族の介護は

できないということも良く聞くが

本当にその通りだなと感じた。

せっかく少しずつ

良くなっている感じで

喜ばなければいけないのだろうが

次のステップにいくまでに

今の状況がまだまだ続くと

思うと正直

悩む・・・

夜、寝てくれると

ほっとしている自分がいる。

朝仕事にでると

これから数時間は大丈夫なんだ

などと思ってしまうこともある。

本人が乗り切っていかなくては

いけないことはいっぱいあるが

家族としても

乗り切っていかなければいけない

ことがいっぱいある。

山はまだまだ続くんだな・・・

傾斜のするどい山でなく

傾斜の緩やかな山に登るように

無理せず、休みながら

登っていかないと・・・・・

 

今日はとてもきれいな空でした。

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殿のリハビリブログ(復活を信じてる)