介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

年月を重ねることは簡単で難しい・・・

実家は同じ県内にあり

すぐ近くというわけではないが

片道1時間半ぐらいで

行こうと思えばすぐに行ける。

今年の正月過ぎには子供たちと

顔を見せにいったがそれっきり行っていない。

健康ではあるが耳がかなり遠く

スマホなどには一向に手を付けない母。

正月以降コロナのこともあり

すっかりご無沙汰である。

一緒に住んでいる弟(独身)には時々連絡をとり

特に問題なく元気に生活しているようなので

安心していた。

今日久々に着信があり

何かあったかと焦って電話をしたら

弟から預かった私宛の書類を

早く渡したいので通販で購入した

化粧品と一緒に送るけど大丈夫?

という内容だった。

書類は急いでいるものではないのだが

母としては預かったものなので

早く送りたいという。

私が来月あたりにそちらへ行こうかと

言うと

「こんな時に来なくていいよ」

とあっさり言われた。

母の声を聞いたのは半年ぶりだったが

声は元気なので少し安心した。

数年前は週に何回も会っていたのに

今は年に数えるほど。

それでも久しぶりの生声に安心した。

高齢になっても

元気で(耳は遠いけど・・・)

子供のことを全然あてに

しない母はすごいなーと思う。

  

私は子供のことを気にしすぎて

なんとなく関係が良くなくなり

今は子供たちと連絡すらとれていない・・・

元気で過ごしているならいいが

正直寂しくて仕方ない・・・

そんな風にしたのは自分かもしれないけど、

前の旦那と離婚後、ここまで

やってこれたのは子供たちがいたから

今はそっとしておく時間と思いつつ、

つい連絡してみたくなる・・・

時は流れているのに・・・

 

旦那の失語症も

数年リハビリすれば

以前のようにとはいかないまでも

会話できるようになるだろう

と言われている。

失語症の回復はとてもゆるやかだ。

発症して1年半。

まだまだ先は長い。

でもコロナで友人とも会う機会が少なくなり

日々、会話らしい会話をしない日々が続く。

あんなにいっぱい会話していた

旦那と会話ができないことは

辛い・・・

わたしより辛い人はいっぱいいる。

それはわかってる。

でもたまには叫びたい。

「辛いよー」

って・・・・

全て年月が進めばもう少し

解決?することもあるのだろう。

でも年月を重ねるって簡単だけど

難しい。

楽しい時間はあっという間だけど

辛い時間ってとっても長く

感じるから・・・

でも時は流れていく・・・

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