介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

かわいい?ダンナには冒険?させよ

散歩中に赤い花発見。ボケの花かな

ダンナが倒れてから夜はほとんど出かけなくなりました。いや、出かけられなくなりました。

それでもたまに忘年会や新年会には参加していましたが旦那が倒れて1年過ぎた頃からコロナ禍になり世の中全体が外出自粛ムードになったので仕事以外での外出もめっきり減りそのような状況にすっかり慣れてきていました。

子育てに一段落したら仕事終わりに習い事や友人との会食などアフターファイブ(死語?)を楽しもうと思っていたのは遠い昔か…まあそんな感じで旦那としても私が夕食、晩酌の準備をして黙ってコップを出せば飲み物が出てくるというお殿様状態?が当たり前になってきている。

最近はデイサービスでも「できる事は自分でやろう」と利用者さんたちに配膳や調理のお手伝いなどできる事をもっと!という事を言っている。なのにダンナは声を出すことはとっても多くなってきたが逆に声出せばやって助けてくれると思っているのか?スマホの充電や靴下を脱ぐなど自分でできそうな事まで私に依頼する。

さてそんな感じの日々ですが先日久しぶりに夕方から夜にかけて仕事の関係で外出しました。

夕飯、晩酌の準備をして自宅を出ました。時間に正確な旦那は私が外出した時間にはまだ食事や飲み物に手を出さずにいつも通りの時間まで待機?していたようです。放っておけばいいと思いつつ時々、部屋に設置したカメラで確認していました(過保護)会議が終わった後に少しだけ仲間と話して帰る予定でしたがあまりにも久しぶりだったので予定より帰宅が遅くなってしまいました。帰る前にLINEしたけど返事はなし、カメラで見るともう布団に入っているようでした。

帰宅すると部屋は真っ暗。食べ終えたお皿は流しに置いてあった。声をかけるとまだ布団の中で起きていた。いつも寝る前にマウスピースをはめてあげているのだが自分では絶対にはめられないと言っていたのにちゃんとはめていた。

長めの靴下は自分で脱げないと言っていたのに脱いでいた。やればできるんじゃないか(怒り)

介護には安心、安全が一番である事はわかっているが過保護になりすぎても本人にも介護者にもいい事はない。

帰宅後には「今日は外出させてくれてありがとう。またよろしくね。」と伝えた。

翌日からはまたマウスピースをはめられないと私に託してきた。できる事を増やしていきたいのだがなかなか難しい。また次回?に期待しよう。カメラについては賛否あるかもしれないが私はお互いの安心のためにもこのまま設置しておこうと思っています。