介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

切ない(せつない)とは違うと思いたいけど・・・

散歩途中、アメジストセージの紫が綺麗でした。

10月になりましたが今日はまだ暑いです。今年も残り3ヶ月を切ったとは信じられません。日曜日に天気がいいのは久しぶりとあってダンナは早く散歩に行こうと私を急かします。散歩と言ってもダンナは私の押す車いすに乗って、行き先を指示する。もう日曜日の定番なのでコースはほぼ決まっているが、時々ちょっと遠くまで行ったりする。今日は気候も良く、久しぶりにカワセミも見れたし、ちょっとロングコース。そしていつも後半には少しだが歩行の練習もする。最近は筋力に少し不安があり、段差や坂は少しも行こうとしない。今日も1段でいいから上ってほしいとお願いしたが結局、やらず。この状態が続いているので私も毎週のようにブチ切れている。脳卒中は本当に人によって後遺症や回復力も様々。なにがいいとか悪いではない。でも最近どうしても「このままでいいの」という思いが私の中から消えない。発病からもう少しで4年。まだ4年かもう4年か・・・今後自分の体力が今より落ちても今と同じ要求をされるのかと思うと明るい気持ちにはなれない。お互いに妥協我慢も必要になる。そこが上手にいけばいいのだが、今は不安である。今更厳しくいこうと思ってもなかなか上手くいかない。何事も本人次第だ。

先日、お墓参りの帰りに会った叔母に自分のダンナは脳出血の後遺症で車いす生活であることを話すと「切ないねー」と言われた。叔母は認知症で私が再婚した事もよくわかっていないとは思うが、自分自身も家族の事で色々な苦労をしてきた人。そんな叔母からみると「切なく」思えるのだろう。私は「叔母さん、でも今は元気だし、それなりに楽しくやってるからね」と明るく言った。本当はどうなのか自分でもちょっと迷い中?

秋の訪れと共にちょっと切ない気持ちにもなりました。