介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

「夫が倒れた!献身プレイが始まった」一気読み!

以前、カイゴデトックスについて

書いた事がありました。

そのウェブマガジン

OVER40の代表のカリーナさんこと

野田敦子さんが本を出版されました。

 

夫が倒れた! 献身プレイが始まった

夫が倒れた! 献身プレイが始まった

  • 作者:野田敦子
  • 発売日: 2020/10/30
  • メディア: 単行本
 

 

 

カリーナさんのご主人は脳出血で倒れられ

その後に遷延性意識障害の診断を受けて

現在に至っています。

ご主人の状態こそ違うものの

倒れた時期や、年齢が近いことなどが重なり

そうそう

と一人でうなずきながら

涙がでたり、

こんな事もあるんだ

と驚いたり、

そして、そう自分を大切に!

とあらためて思う。

とにかく介護していると

介護者だけでなく家族、

病院のスタッフ、介護関係のスタッフ

多くの方と関わる。

でも決断をするのを本人と主介護者

本人にそれが難しければ

主介護者が色々な決断を迫られる。

その決断には

正しいものもなければ

間違ったものもない。

それだけに難しいけど

決めなきゃいけない事ばかり

介護者だって

他にやらなきゃいけない事

いっぱいあるし、

全てを犠牲にして

介護する必要は絶対にない。

本の帯の裏に

「生き抜け、私」

と書いてありました。

そう自分もこの先生きていかなければいけないんです。

まだ若い旦那の介護していると

大変だ、可哀そうだと

思われるのもなんか嫌でした。

正直、泣いている暇もないくらい

忙しかったのですが

仕事もあまり休まずにいきました。

本の中でビールを箱買いしていると

近所の人がなんて思うか?

とありましたが、

私は旦那が入院している時

毎日、帰りに夕飯食べてビール飲んでました。

介護しているからといって

尽してばかりで自分をボロボロに

する必要ないと思います。

転院の際にもいろいろ大変だったことが

書かれていますが

介護サービスの充実とはいうものの

いざその立場になると

案外選択肢は少なく

自分の思い描いていたような

リハビリはできません。

我が家の場合は寝たきりには

なっていなくある程度の自由な生活は

できているけど介護サービス内のリハビリだけでは

この先どの程度までよくなよくなるか正直

大きな希望がもてず悩んでいます。

自費でリハビリするには多額のお金がかかるし

私も仕事しながらだと難しいと思います。

 

本のことに戻りますと

とにかく赤裸々?な実話です。

そして表現力が素晴らしいです。

なんかイライラしたりモヤモヤしたりした時

って人に説明するのは難しいのに

とってもいいチョイス(上から目線ですみません)

の言葉で表現されています。

この本に書かれている

「心のなかに憧れの施設を描く」

というところ

わたしも色々考えました。

本当に介護する人、される人双方にとって

ベストな施設がほしいです。

カリーナさんのご主人が転院された

2019年3月5日の前日の3月4日に

うちの旦那は急性期病院からリハビリ病院に転院しました。

なんか色々重なった部分もあり

届いたその日に一気に読ませていただきました。

今、介護している人も

そうでない方も是非読んでほしい本です。

読書の秋・・・

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今朝は各地で冷え込んで雪が降ったところも

多かったようです。

寒くなると血圧管理もさらに慎重に

していきたいです!

旦那の記録ブログはこちら↓

https://tonorihabiri.hateblo.jp/