介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

充実と罪悪感

ゴールデンウィークです。テレビで江の島が映ると数年前には朝一でお弁当持ってふたりで行ったな。と懐かしく思いました。

さて前半の休みは旦那を1泊だけショートステイに預けて実家に行ってきました。久ぶりに友人に会い美味しいランチを堪能しました。実家から徒歩で行ける場所にあった古民家のイタリアンレストラン。予約のみのこじんまりとしたレストランで地元の食材にこだわったお店。落ち着いた雰囲気でとても素敵でした。話しと食べるのに夢中で写真はすっかり忘れていました。その後次女と会い買い物をしていたら偶然にもまた別の友人と遭遇。いくら地元に帰ったとはいえ偶然の再会にふたりで興奮してしまいました。

次女からはかわいい誕生日プレゼントをもらいました。

母とは実家の今後についてもっと話しをしたかったのですがますます耳が遠くなり会話が難しい。前回、住み替えも考えていると言っていたがどうやらそれは保留のようです。弟は全く関心をしめしてくれない。母のことは大好きだし色々感謝しているけどこればかりは難しい。

GW後半、わたしは職場の方に低山登山に誘われました。ヘルパーさんもこない日なので少しだけ悩みましたが、自宅なら自分でなんでもできる。ごはんの支度はしておくけれど泊まるわけではないし、なんでこんなに悩まないといけないのか?そして悪いことしていないのに出かける度に変な罪悪感を持ってしまう。それは多分わたしだけでなく介護している方なら思い当たることなのでは・・・誰も何にも言わないのになんでしょう変な罪悪感。楽しみな外出も変な気持ちとの格闘もあります。でも渋々?でも行くことを了承してくれた旦那のためにも楽しんできます。

昨日は外出しない予定でしたが、大好きな葉祥明美術館でフルートのアンサンブル演奏があるとメールがきたので急遽北鎌倉へ行ってきました。人の多い鎌倉でしたがアットホームな美術館の目の前で素敵なフルートの演奏。葉祥明さんの素敵な絵と共に癒しの時間を過ごせました。

介護者なのに出かけてばかりだな?と思ってしまう自分。でも考えてみれば美術館も登山も旦那は全く興味のないこと。どちらにしてもわたしひとりで行く場所。介護者が充実した休日を過ごすことは介護される人もとっても大切なこと。大きな声でそう叫べるように過ごしていきたいです。

とここまで書いて投稿しようと思っていたのですが、本日、朝6時から夜8時まで外出、大丈夫かな?と思って帰宅したらちょうどご飯とカレーを自分で温めていました。ちょっと感動…

もう大丈夫だね?と言ったら首を横に振っていたけど、「今日は出かけさせてありがとう」と言ったら照れていました。