介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

言葉の威力

5枚の花弁のドクダミがあると聞き探していたら見っけ(笑)

ダンナは障害者手帳右麻痺1級ですがリハビリ病院から退院する際に言語機能での障害も申請した方が利用できるサービスが増えるかもしれないということで言語機能障害の3級も取得しています。この言語機能障害についてこの7月が再認定となっていて病院に書類を書いてもらい役所に提出しなくてはいけません。言語機能の障害について書類をかける認定のドクターは少なく、その多くは耳鼻科のドクター、ダンナのような失語症に関して 書いてもらえるかは診察してみないとわからないとの回答が多かった。

それならば前回、書いてもらったリハビリ病院の脳外科のドクターに書いてもらうのが一番いいと思い、やっと予定をつけて受診。予約できないとのことで予約外で行ったので待つこと2時間以上。そして言われた言葉が、「じゃ、検査するからこのあとリハビリ室に行って予約とって」そしてリハビリ室に電話して「再認定ってことで来ちゃったからあとよろしく」・・・

来ちゃった・・・ってこっちだって来たくて来たわけでないし、もちろんドクターに悪気がないことはわかります。そもそも最初の書類でドクターとしては再認定不要と書いていたが手帳が発行されると再認定。だけど書類出さなくてはいけないから遠くの病院まで仕事休んできたのに・・・・

来てるからなら全然気にならなかったのに来ちゃった・・・

この何気ない言葉で私は深く傷つきました。この日は脳外科はとても混んでいて忙しいのはわかります。でも入院時にとてもお世話になっていたドクターだけにショックでした。久しぶりの受診に「その後どうですか?などの言葉もありませんでした」

ひとつ嬉しかったは入院時にお世話になった介護士さんがダンナを見かけて声をかけてくださいました。3年経つのによく覚えてくれていたなと思いました。

「最近はデイで麻雀も楽しんでるんですよ」というととても嬉しそうな顔をしてくださいました。入院中はとにかく暗かったですから・・・

少し前に職場の小学校での朝会で「言葉は刃物」という名探偵コナンの名言を紹介していました。一度でた言葉は消せない・・・本当にそうだなと感じました。

この日はタクシーで病院へ行きましたがタクシーに乗るのもいつもドキドキします。

だいぶ前ですがタクシーに乗り車いすを載せようとすると

えっ、車いすも載せるの」と言われたことが私の中で消えません。

これもえっがなければ何も感じなかったかもしれません。

何気ない言葉の威力。そしてその言葉を失い必死で取り戻そうとするダンナ

そんなダンナにたいしてはついついイライラして自分でもいけないと思うような言葉を発してしまうことも多いです。それは何気なくでてしまっています。

言葉を選んでいたらうまく表現できないこともある。言葉で喜んだり傷ついたり・・・

あらためて、言葉の威力を感じました。