先日、久しぶりに旦那の高校時代のお友達と飲み会をしました。入院中もお見舞いに来てくれたり、リハビリで着るようにと母校のネーム入りTシャツを作ってくれたり、本当にいつも私たちに元気をくれる人たちです。高校時代は決して真面目な学生生活を送ったとは思えない仲間ですが、還暦になった今でも当時のことをいっぱい話せる素敵な仲間でとてもうらやましいです。
先日はコミュニケーション能力の話しになっていました。旦那は昔から誰とでもよく話すタイプ。学生時代もそれを生かし?何かあってもうまく潜り抜けてきたようです。仕事においても他の会社とのやりとりが多い仕事だったのでその力は生かされていたのかもしれません。
その旦那が重度の失語症となり上手く会話がなりたたない状況になってしまったのです。入院中は抑鬱状態の時も多くどうなるかと思いましたが、今で上手く言葉がでなくても声を出し、身振り、手振りで何かを伝えようとする。これは立派なことだと思います。コミュケーションとは言語だけではないことはわかっていますが大きな手段である言語、言語なしに相手にどう伝えるか難しいことです。自分のことをよく知っている人には伝わることも初対面の人やたまにしか会わない人に使えることは至難の業です。
旦那の場合声はでますが自分のいいたい言葉はでてこない。なので顔の表情は以前より豊になったような気がします。表情で伝わる部分もあるからです。あとは身振り、指さし・・・それでも伝わらないことだらけです。私も伝えようとする旦那の姿を立派だなと思いながらも「わからない」で終わりにしてしまうことも多いです。
リハビリも頑張っているけど失われたものを取り戻すことは容易ではありません。
何かすごいAIとかできないかな・・・と思ってしまいます。
さて褒めることもありますが久しぶりの飲み会で少し気を緩めていたようです。お酒はたしなむ程度でお願いします。
そして優しい中にも「リハビリもっとやれよ」と厳しいことも言ってくれたお仲間に感謝しています。