介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

イライラと優しさと厳しさと・・・

6月になりました。

ついこの間お正月だと思っていたのに

歳をとると時の流れを早く感じる

ようですが本当に早い。

でも時の流れを早く感じるのとは

裏腹に主人のリハビリ効果はゆっくり

に感じてしまう。

というか良くなるとしても

それは緩やかな効果だとは知っている。

そして決して悪くなっているわけではなく、

しっかりとその効果はでてきていることもわかる。

でもね・・・

わかってはいてもイライラしてしまう。

優しくしてあげようと

思っても、言いたいことが

伝わらなくて怒っている主人を

見ると

こっちだつてわかってあげたくても

わからないんだよー

と声を荒げてしまう。

先日は仕事でも少し大変なことが

あり、クタクタで眠っていた時に

トイレの失敗があり夜中に起こされた。

言ってはいけないことも言ってしまった。

「なんでわたしばかり・・・」

そんなこと言いながら涙がでてきた。

言いたくない、言ってはいけない

言葉を発した自分に情けなくなる。

でも正直このまましばらくの間

どこかへ行ってしまいたい気持ちにもなる。

マジで少し離れた方が主人のためにも

いいかも?

と思いつつもそんなこともできない。

主人の友達からも

厳しくしてくださいね。

などど言われるが

どうも私が厳しくしても

心に響かないようで・・・

何が良くて何が悪いわけでない。

なるようになるのかな?

とも思うけど

主人は根性だして頑張るタイプじゃないからな・・・

そんな時、

緊急事態宣言が解除されたので

近所の居酒屋に行ってみた。

車いすだからと外食を

あきらめていたが快く入れてくれた。

翌週には退院後はじめて電車に乗り

なじみの居酒屋に行った。

お店の大将が

「来るの遅いよ。

待ってたよ」

と言ってくれた。

お酒の量はだいぶ減ったが

お気に入りの料理を

良く食べていた。

なじみの場所に不自由な体で

行くことをためらっていたが

とても楽しんでいた。

私だけ頑張らなきゃ。

私がやらなければ

と責任感や義務感ばかりで

自分も主人も苦しめていたのかも

しれない。

まだまだ外出も自粛しなければ

いけない時期だが

しっかりと感染予防して

外にでることも

いい刺激にになる。

私のイライラも少なくなりそうだし・・・

 

先日、区役所から連絡があり

新型コロナウイルスの影響で

延期になっていた

区のリハビリ教室も始まることに

なったと言われた。

リハビリ教室とは

主人と同じように

比較的若くして脳の病気などにより

後遺症が残ってしまった人たちの

社会復帰に向けての教室だ。

スポーツや頭の体操。

音楽療法もある。

しかし

デイサービスなどと違い

その場所にいくまでは

自分でどうにかしなければならない。

まだ自分で外出することは無理。

でも参加してもらいたい。

役所の方やケアマネさんと話し合った結果。

ガイドヘルパーさんの利用ができることがわかった。

ガイドヘルパーさんは障害者などの

外出のお手伝いをしてくれる人だ。

以前、障害手帳の交付の時に聞いたら、

主人の状態では利用できないと言われたが、

もう一度良く調べてもらったら

利用できると言われた。

主人が私以外の人と外出すことは

また新しい1歩になる。

子供がはじめて

小学校に行くときの母親のような

気分だが、

なんとか楽しめるようになってほしい。

 

もうすぐ梅雨入りですね。

梅雨は嫌だけれど

紫陽花が大好きです。

5月の終わりに鎌倉に

行ってきました。

少し時期は早かったけれど

綺麗に咲いていました。

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