少し前に実家の母の介護認定をしてもらいました。89歳になる母は頭はしっかりしていて自分のことは自分でやるし、家事もしています。でも足腰の状態はあまりよくなくて歩くのはかなり辛そうで一人で行ける買い物は近くのコンビニくらい。耳はかなり遠くて会話は噛み合わない。89歳で自分のこと全部やってるってすごいと思うわけです。でも古くて段差だらけの家の玄関は危ないから手すりのレンタルとかしてほしいし、自転車を杖替わり?にして押して歩くのは危ないから歩行器をレンタルしてほしい。そう思って要介護認定をしてもらいました。結果は要支援2でした。まあ想定通りでした。要支援なので地域統括センターに連絡して福祉用具のレンタルの件で相談しようと念のために一緒に住む弟にその旨をLINEしました。
すると「母さんが手紙書いたからそれに書いてあるらしいけど暫く介護サービスは利用するつもりないからそのままにしてほしい」とのこと。まだその手紙が届いていないのでなんとも言えないのですが自由気ままに行きたいからデイサービスとかは絶対に行かないという母の気持ちはわかるのでそこはわたしも考えていない。でもなぜ福祉用具のレンタルもで嫌がるのか?母はとにかく介護と言う言葉にたいしてすごく悪いイメージを持ち、人に頼りたくないあなたたちに迷惑かけたくないと言う。今回の介護認定もわたしが強く勧めたからで認知的にはあまり問題のない母にとっては屈辱的なところもあったようだ。
元気で長生きしてほしいから安全のために福祉用具を利用してもらいたいのになかなか理解してもらえない。介護サービスを利用しているわたしからみれば面倒なことも多いけれど家族以外に頼れるところがあるってとても助かります。しかし母世代からみると介護というだけでなんだか人に面倒みてもらうみたいで敬遠したくなるようです。
母とは真逆?の旦那は50代で介護サービスを利用することになりました。多くの人の心配とは違い嫌がらずに利用しています。周りは自分の親世代ばかりだけど逆にかわいがってもらえるようです。正直なところ旦那には介護サービスでなく「俺は社会復帰するぞ」ぐらいの勢いでリハビリしてほしいと思ったこともありました。
今でもそうしてほしい気持ちが消えたわけではありませんがわたしひとりでは何もできず、介護サービスの利用は本当にありがたいです。
人生100年時代で介護サービスや福祉サービスは医療とともに不可欠なものです。
必要とする人が気持ちよく利用できるといいですね。
我が家はわたしが突っ走っているようで少々空回りな感じです。