介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

大雨のバスツアー

先週の温泉バスツアーに続き、今度は障害者グループのバスツアーがありました。行き先は迎賓館東京タワー。今回は私も参加でした。しかし季節外れの大型台風と前線の影響で当日は終日の雨予報。ツアー自体は決行との事でしたが参加は本人に任せるとの事。前日に担当者さんから個々に連絡がありましたがほぼ全員が参加との事でした。晴れ男に僅かな期待を抱いていましたがやはり朝から本降りの雨。集合場所までは徒歩3分ほとですが私も旦那も全身カッパ姿で行きました。着いてから障害者手帳を忘れた事に気づいて私だけ急いで自宅に戻る。徒歩3分とはいえカッパ姿で猛ダッシュは汗だくでバスに乗り込んだ時は雨なのか汗なのかわからない汗だく?状態でした。

高速道路の工事の関係もあり渋滞に巻き込まれて迎賓館に到着したのは約1時間遅れ。駐車場がないのでバスから入り口までは歩く。しかしこの時は土砂降り状態。やっと着いたら手荷物検査。迎賓館ですからね。簡単には入れない。

そうして中にはトイレがないとの事でトイレに向かう。やっと中に入れると思ったら門から入り口までの石畳がそれはそれは大変。乗ってる本人も凄い振動だったと思うけど押してる私もハンドルとられて力が入る。やっと中に入って見学。中の物は全て国宝だから触らないでと言われているのに触る仕草を見せる困った大人…凄いキラキラの世界でしたが私は石畳の辛さの方が上回った。途中でまたトイレと訴えられて魔の石畳をもう1往復。雨がちょっと小降りになったかな?というタイミングでやっと昼食。迎賓館のそばのおしゃれなカフェでカレーランチでした。その後東京タワーへ迎いました。前に来たのはもう30年以上前かな?昭和の人間はやはりスカイツリーより東京タワーかな?と思ってしまいます。時間が押していたので滞在時間は予定よりかなり短くなってしまいましたが展望デッキに行き、ガラス張りの床の上も行きました。私は高所恐怖症なのですが旦那は高い所が大好きのようで車ごと乗せて余裕な顔でした。

私は写真撮るのも怖かった

バスを降りた時は小雨だったのに帰る時は横殴りの雨。短い距離でしたが急いでカッパをとりにいって頭から被せてなんとかバスに乗れました。この頃には大雨警報も出ていたので帰りは休憩せずに地元に直行。無事に戻ってこれました。翌日会った人に「昨日は健常者でも大変だったのに…」と言われました。荒天の場合は中止でしたが前日までの予報では中止となるまではいかず実行となったわけです。今回は職員の他にボランティアさんも多く安全第一で実行していました。非難もあるかもしれないけれどこのグループにとって年に1度のイベント。気軽にまた今度ね。とは言えない。あと半日天気予報がずれていたら荒天で中止だったかもしれない。バスガイドさんもお天気は予約できませんよね。と言っていたが本当にその通り。そして決して自然を甘くみていたわけではない。僅かな工賃で得た収入を投資して福祉車両のバスに乗れるチャンスも少ない。出かけてみれば多目的トイレの少なさも感じるし、段差の多さも感じる。誰もがもっと気軽に外出できる社会になってほしいと改めて感じました。