介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

父の日に父に会いに行ったのですが・・・

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旦那が作った籠に朝顔を飾りました!私の書いたカレンダーともいい感じです

 

関東も梅雨に入り雨の日が

多くなりました。

日曜日の午前中はお散歩が日課です。

晴れ男の力か昨日までの雨がやみ

お日様も少し見えるお天気となりました。

私が朝早めに車で買い物に行き

戻ると、すぐお散歩に行こう

とせかせるような仕草。

正直、少し休んでから行きたかったが

仕方がない・・・

いつもの河原の散歩コース。

ところが途中で違う方を指差しする。

「あー実家だ」

ずっと実家に行きたがっていたが

お義父さんは体調が思わしくないし

お義母さんはずっとショートステイで

つないでいる状態。

でもずっと顔も見れていないので

本人としては

とにかく行きたいのだろう。

今日はあまりにも本人の希望が強く

引き返そうとすると車いすを止めてしまう。

根負けして実家に向かう。

車いすを押して15分ぐらいかな。

近くて遠い実家となってしまった。

さて実家に着きました。

顔だけみればいいのだろうが

お義父さんもほぼ寝ている。

なんとか家の中には入りたい。

しかし、玄関まで

4段ほどの階段がある。

手すりなし、階高もかなりある。

まあ4段くらい大丈夫かな?

何回か来てるしと思っていたが

最近はリハビリで階段練習を

していなかったのか?

基本的に階段の上りは健足からだが

本人全然わかっていない。

しかも麻痺足はまるで上がらない。

なんとか玄関のアプローチまで

到着するがゴールに飛び込むかのように

なだれ込む・・・

幸い、特にどこかを強く打った感じはないが

今度は床から立ち上がることができない。

「えー。どうするの。

このままなんとか降りて帰ろう」

支えていたわたしもボロボロになりかけて

つい、ブチ切れ。

それでも本人がどうしても中に入るということで

どうにかこうにか床から立ち上がり

玄関までたどり着いた。

椅子を持ってきて玄関に座ってもらい。

2階で寝ていたお義父さんにもなんとか

下まで降りてきてもらった。

久しぶりに会えたので

二人とも嬉しそうだった。

わずか10分ほどだったが

来られてよかった。

帰る時は階段の下り。

もし落ちたりしたら大変だ。

下りは麻痺足からだよ。

と伝え降りようとするが

手すりのない階段。

杖の位置も安定せず

本人も恐々。

杖をやめて私の肩を貸し

なんとか下までたどりついた。

お義父さんも門まで

見送ってくれた。

今日は父の日

元気な顔を見せられたことが

何よりのプレゼントだった。

しかし

階段であんなに手こずったのは

想定外。

リハビリ病院に入院している時に

結構上れていたはず。

確かに病院の階段と

慣れない外階段では

全然違う。

慎重な性格の旦那は無理しない。

だけど、実家に行きたい。

お風呂に入りたい。

など自分の欲求の強い動作に

関しては気持ちは焦る。

ちょっとしたことが

大きなケガにつながる。

今日のことを

デイケアに伝え、

階段昇降と床からの立ち上がり

課題にしてもらおう。

あー、私の体も筋肉痛。