介笑スマイル!「笑顔は介護の力になる」

脳出血のため中途障害者となった夫と介護する妻の今までとこれから

妥協、粘り、そして切り替え

旦那は誰とでもすぐに話しをする

タイプでした。

食事に行ったお店でもよく

隣の人と話してしまう人でした。

そんな性格なのに

失語症により

人との会話を楽しめないことは

どんなに辛いことか

想像もつきません。

そしてその旦那の言うことが

理解できない妻(わたし)だって辛い。

でもその辛さは旦那にはわからないでしょう。

お互いの辛さはどうしても

理解できるものではないと思います

最近は以前より良く声がでるように

なりました。

本当に嬉しいことですが

わかってもらいたい一心で

食事中でもずっと話しかけてくる時も

あります。

金曜日の夜も

どうしても伝えたいことがあったらしく

食事中にひたすら話してきます。

私はやっと仕事が終わり

のんびり夕食を食べたいのに

ひたすら話します。

どこか体の具合が悪いとかであれば

どんなことをしても

理解しなくてはいけません。

でもそうではありません。

かなりの時間をかけて

何とか少しわかりました。

デイサービスのスタッフさんにお礼がいいたい

という内容のようでした。

でも誰にどんなことでお礼がいいたいか

そこまではどうしてもわかりませんでした。

その場はなんとかあきらめてもらいましたが

わたしがなんとなくスッキリしないので

翌日のデイサービスのノートの

そのことをメモしておきました。

すると帰りにスタッフさんが

「多分〇〇というスタッフで麻雀の時に

なにかあったらしい」

と言われました。

そのスタッフさんからもメモがありました。

わたしの中でひっかかっていたものが

とれてスキっとしました。

デイサービスのスタッフさんには

本当に感謝しています。

当の本人は前日のことなんて

忘れているようでしたが・・・・

話好きの旦那がなぜ

失語症になってしまったのでしょう。

誰のせいでもなく

誰を恨むわけではありませんが

伝わらない

ということは本人も

周りも本当に辛いです。

旦那ももう少し絵をかいたり

とかカードを利用するとか

工夫してくれればいいのですが

言葉で伝えたい

思いが強すぎて

どうしても声が先行します。

言語リハビリ、とても頑張っています。

何年先になるかわからないけど

きっとまた言葉で伝えられると

私も信じています。

でも今はそのやりとりが辛い。

お互いにある程度

妥協して時には粘り

それでもだめなら

切り替えて別の話しする。

暫くはこうして過ごすことに

します。

 

コーヒーが大好きな私ですが

最近ハーブティーにもはまっています。

専用のカップも買いました。

怒ったあとに飲むと

気分が落ち着きます。

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